ブルーライトとは、人の目に見える光(可視光線)の中に含まれている、紫外線の次に波長の短い光で、非常にエネルギーの強い光と言われています。
太陽光やLED照明、ディスプレイの液晶画面(パソコン、テレビ、スマートフォン、ゲーム機など)からブルーライトが多く放射されています。
太陽光から放射されるブルーライトは、人間の活動に非常に必要であり、朝、ブルーライトを含む太陽光を浴びることで脳が覚醒し、身体が目覚めたと認識します。
この脳の覚醒は、夜の睡眠の質(セロトニンとかメラトニンとか)にも影響します。
(詳しくは「睡眠障害克服のための方法5選」をご覧ください)
しかし、ブルーライトの浴びすぎは身体に有害とされ、睡眠障害の原因の一つとされていますが、目自体への影響については、まだはっきりとした結論が出ていないのが現状です。
ブルーライトカットメガネを使う以前の様子
私は仕事で1日中コンピュータを使います。
ブルーライトカットメガネを使う以前は、午後になるとかすみ目が酷くなり、目がしみて痛くて涙が出ていた時もしばしばありました。
夜、車の運転をする時は、信号の光の周りがかすみ、街の光がぎらぎらして見えにくかったです。
ブルーライトカットメガネを使い始めて感じた効果
ブルーライトのカット率は40%のレンズを使いました。
使い始めて数日後、昼過ぎに起きていたかすみ目や目の痛みはなくなり、夜の車の運転も楽になりました。とても良い効果があると感じました。
使い始めて10年間は、ブルーライトカットメガネを1日中装着していました。
日常使いを始めて10年経った頃に気付いた異常
日常使いを始めて10年経った頃、天気の良い昼間の野外でメガネを外して裸眼で周囲を見たところ、目が開けられないくらいにまぶしく、目がしみて涙がとまらなくなりました。
ブルーライトカットメガネに戻すと、まぶしさは感じなくなり、涙も出なくなりました。
これにより、太陽光のブルーライトに対する耐性が低くなったと判断しました。
ブルーライトカットメガネを使いさえすれば問題ないので直接の実害はないのかもしれませんが、何らかの異変が起きているかもしれないと思いました。
ブルーライトカットメガネを15年使った私の感想
結論としては、使ってよかったです。
ただし、ブルーライトカットメガネは日常使いしてはいけないのかもしれません。
私は、ブルーライトカットメガネと通常のUVカットメガネを、場合により使い分けるという対策を取りました。
ブルーライトカットメガネを使う時は、次の場合です。
- 仕事でコンピュータを使う時
- 長い時間(30分以上)スマートフォンやゲーム機を使う時
- 夕方から寝る直前まで
以上の時以外は通常のUVカットメガネを使います。特に朝起きてからすぐは朝日を浴びなければならないため、特に気を付けて通常のメガネを使います。
メガネの使い分けを5年行った効果
ブルーライトカットメガネを使用して仕事を行っている最中に、目の不調を起こすことはほぼなくなりました。
ただ、乾燥した時期はドライアイを起こすので、ブルーライトカットメガネを使用しても疲れ目かすみ目は起こります。
また以前は、天気の良い昼間の野外でメガネを外して裸眼で周囲を見たら異常が起きましたが、今は問題なく目を空けることが出来ます。
特筆すべきは、就寝時、すぐ寝付けるようになった事です。
朝、しっかりと朝日(太陽光のブルーライト)を浴びることで、睡眠の質が良くなりました。
(詳しくは「睡眠障害克服のための方法5選」をご覧ください)